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「歴史認識と東アジアの平和」フォーラムが閉幕

2017-09-11 09:49:42     cri    

 2日間の日程で開かれていた第16回「歴史認識と東アジアの平和」フォーラムが10日南京で、「中日韓市民宣言」を発表して閉幕しました。

 中日韓3ヵ国の学者と市民活動家の呼びかけにより、2002年に発足したこの「歴史認識と東アジアの平和」フォーラムは、同年南京で初のフォーラムを開催しました。その後、3ヵ国持ち回りで開催されています。フォーラムは東アジア3ヵ国の近代史と現実的な問題をめぐって討議することによって、民間レベルの相互理解とコミュニケーションを促し、東アジアの平和を維持するという共通認識に達することを趣旨としています。

 フォーラムで発表された「中日韓市民宣言」は、「南京大虐殺は日本軍国主義の中国侵略史上における残酷極まりない一ページであり、中国人民に残された痛ましい記憶だ」と述べました。

 また、「中日韓3ヵ国政府はかつて東アジア運命共同体を構築するために努力していたが、歴史認識が依然として大きな障碍となっている。たとえば、中韓両国と日本が慰安婦問題に関する認識の面において、相変わらず大きな食い違いが存在している。このような歴史の傷跡を癒すことができなければ、東アジア運命共同体の構築が不可能だろう」としています。

 宣言は最後に、「南京大虐殺発生80年後に、我々は南京で再会し、苦難と痛みが満ち溢れるあの歴史を共に振り返ることは、歴史を鑑にし、あらゆる困難を乗り越え、平和を積極的に追い求める理念を持ち、平和協力と共栄を基調とする輝かしい未来に向かってしっかりした足取りで邁進するためだ」と指摘しました。(ZHL、Kokusei)

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