楊潔チ国務委員は6日、北京でメディアのインタビューを受け、BRICS第9回首脳サミット及び新興市場国家と発展途上国との対話会の成果について説明しました。

　はじめにBRICS国家首脳のアモイ会合の意義について、楊委員は「今回の会合は世界の平和と発展の促進、グローバルガバナンスの改善、また、BRICS国家間の協力強化にとって重要な意義がある」と強調しました。そして、「習主席が指摘したように、二つの視野でBRICSの発展を注視しなければならない。一つは、世界の発展という歴史の流れ、もう一つは、五カ国それぞれの歴史、並びにそれとともに発展する歴史の流れの中で観察すべきである。これがアモイ会合の意義を評価するとても重要な二つの視点とも言える」と語りました。

　また、今回のアモイ会合がBRICS国家の経済協力を促す面で収めた成果について、楊委員は「経済協力はBRICS国家間協力の重点分野であると同時に、連携の重要な基礎でもある。この10年間、BRICS国家の経済協力は絶えず強化され、五カ国の発展にチャンスを与えているとともに、各国の企業及び国民に実際の利益をもたらしている。今回のアモイ会合で、『BRICS国家経済パートナー戦略』の実施を契機に、30項目以上の実務的な成果を収めている」と強調しました。

　このほか、会合期間中、人文交流がBRICS協力の重要項目になったことについて、楊委員は「この10年間、BRICS協力はゼロからスタートし、急速な発展を遂げている。その協力範囲は多くの分野に及び、全方位、多次元の協力枠組みが形成されている。人文交流は将来性あるものとして、BRICS協力の新たな柱になっている」と語りました。（非、星）