BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）ビジネスフォーラム2017が3日午後、アモイで開幕しました。習近平国家主席が開幕式に出席し、基調演説を行っています。

　今回のフォーラムは、BRICS創立後10年間の歴史の中で最大規模のものとなり、1000人以上のビジネス界の関係者が参加しています。また、国連工業開発機関（UNIDO）、BRICS新開発銀行（NDB）といった国際機関の責任者も、招きに応じて出席しました。

　フォーラムには「貿易と投資」、「金融協力と発展」、「コネクティビティー」、「ブルー経済」という4つの議題が設けられています。習主席は基調演説の中で、BRICS諸国のこれまで10年間の協力の経験をまとめた上で、今後の発展のビジョンを示しました。また、ブラジルのテメル大統領、南アフリカのズマ大統領も開幕式でこれから基調演説を行います。

　統計によりますと、いま、BRICS諸国の経済総量が世界経済に占める割合は23％に上り、世界経済の成長への貢献率は50％を上回っています。また、専門家の予測では、2030年までにBRICS諸国の経済規模はG７（米国、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの主要７カ国）を上回るだろうとされています。（Lin、謙）