王毅外相は8月31日、要請を受けて、フランスのル・ドリアン外相と電話会談を行い、現在の朝鮮半島の情勢について意見交換を行いました。

　その中で、王外相は、中国側が半島の非核化目標の実現や朝鮮の弾道ミサイル発射に反対するという原則的な立場を改めて強調しました。また、「中国は一貫して朝鮮に関する国連安保理の各項目の決議を全面的かつ厳格的に履行しており、半島の非核化問題の平和的解決に積極的な役割を果たしている。それと同時に、関係各方面も担うべき責任を確実に背負い、ともに努力して当面の情勢を緩和させ、悪循環を食い止めていくことを希望している」と語りました。

　これに対して、ル・ドリアン外相は「朝鮮がこのほど行ったミサイルの発射実験を注意深く見守っている。中国がそれを阻止する面で役割を果たしていないという論調には全く賛成しない」との考えを示しました。（非、星）