青海-チベット鉄道の列車に乗ると、鉄道の傍らに制服を着た人が駆け寄り、列車にむかって敬礼する様子をよく見かけます。彼らは、鉄道沿線や橋、排水路周辺をパトロールし、潜在的な安全リスクを調査する鉄道整備隊員です。
この整備隊が整備を担当する40キロの青海-チベット鉄道安多区間は唐古拉峠の北にあります。唐古拉峠は平均海抜が5000メートル以上の場所で、青海-チベット鉄道のなかでも気候や条件などが最も厳しい場所といえます。
この整備隊は地元の牧畜民139人からなり、2006年に青海-チベット鉄道が開通して以来の11年間、寒さや酸素欠乏、部品不足などの問題を克服しながら鉄道の安全を護ってきました。もし、いつの日か青海-チベット鉄道の列車を利用するとき、こうした隊員の敬礼を見かけたら、ぜひ手を振って応援してあげてください。(玉華、む)
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