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北京副都心は計画的建設を=蔡奇北京市委書記

2017-08-28 14:49:29     cri    

 蔡奇北京市共産党委員会書記は近頃北京市の通州区を訪れ、副都心の建設作業の進捗を視察しました。

 蔡書記は「北京・天津・河北の協調開発と雄安地区、副都心開発の足並みを揃えることを考え、高レベルな副都心建設を重点とし、全ての土地について周到な計画の下に建設を進めていかなければならない」と強調しました。

 南水北調プロジェクトと並行して進められている通州浄水場は、今年7月に通州市街区の水道網と合流し、水道水の供給を始めています。ユニバーサルスタジオを貫く北京最古の運河にあたる蕭太后河の河畔も、エコ環境の修復と景観整備を終え、緑のあふれる散歩道となっており、時にはシラサギの姿を見ることもできるようになっています。

 また、これまで悪名高い渋滞の発生地であった通州区の土橋交差点も、改修工事を経て道路状況が目に見えて改善しています。

 蔡書記はこうした状況について、「副都心建設にあたっては、早期から交通関連の整備に取り組み、技術面と管理面の両方から問題の解決にあたるべきだ」と強調しました。

 また、蔡書記は通州区政府の努力を高く評価し、「通州は現代的市街地景観の建設や汚染源企業の取締り、蕭太后河流域の整備、交通渋滞対策、行政事務エリアの移転プロセスなどの各方面で素晴らしい仕事をしてきた」と強調した上で、「副都心を世界でも一流の住みやすい都市に作り上げ、新型都市化と北京天津河北協調開発のモデル地区とするために、引き続き次の4点に注力してほしい。1つ目は、規制計画への注力である。ハイレベルな副都心の建設にあたっては、まず計画からハイレベルであるべきであり、副都心の計画が全北京の規範とならなくてはならない。2つ目は、インフラ整備への注力である。副都心の建設には着実な前進が求められる。現状では副都心の都市フレームの拡大に注力すべきであり、まず交通網の整備を優先していくべきである。次に教育や医療などの公共サービスを優先配置し、エコについても緑化に力を入れ、水との距離に工夫を凝らしたい。また、各水系についても整備を怠らず、副都市の水道水の安全性を保障してほしい。3つ目は、細分化管理への注力である。これからの都市には都市病たるものは存在しないと思うが、それも今から道路整備や大気汚染、オフィスと居住空間などのバランス良い配分をかんがえることで問題を解消していくべきであり、不動産市場についても厳格なコントロールが求められる。4つ目は、地域連携への注力である。北京市副都心は周辺・全市・北京天津河北協調開発に奉仕する性質を持つ場所のため、北京市中心部との関係、通州区全体と副都心との関係、副都心と東部全体との関係、副都心と廊坊北部三県との関係をそれぞれうまく処理してほしい」と指示を行いました。(む)

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