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「一帯一路・文化の旅」西安取材団、舞台『長恨歌』を鑑賞

2017-08-28 10:40:23     cri    

 西安が誇る伝統文化を、シルクロード関係国・地域をはじめとする世界中にPRするため、中国国際放送局(CRI)の記者および外国の外交官からなる「一帯一路・文化の旅」西安取材団の一行が25日午後、西安市街から30キロ離れた臨潼区に位置する華清宮(華清池)で舞台『長恨歌」を鑑賞しました。

 この作品は1200年前の唐の時代の詩人である白居易の同名作品に基づいて作られたもので、毎年4月1日から10月31日までの期間中、唐代に楊貴妃のために作られた離宮として知られる華清宮で毎夜1回(7月と8月は2回)公演が行われています。

 この舞台は、野外ステージで舞踏によって歴史物語を表現した中国初の舞台でもあります。ステージの後方にそびえる驪山全体をそのまま背景に、そして九龍湖をステージに、楼閣や柳の木、回廊、湖をいずれも舞台の一部として生かし、ハイテク技術を駆使して歴史と現実、自然と文化、伝統と流行を巧みに融合させた一大スペクタクルです。

 制作期間3年、投資総額1.5億元の本作品は「相思相愛」、「無上の寵愛」、「永遠の別れ」、「仙境での再会」の4章からなり、一回の公演にプロダンサー300人が出演して、楊貴妃と玄宗皇帝の愛の物語を演じ上げています。

 舞台鑑賞後、フランス人記者のセバスチャン氏は、「現代的な照明と音響技術を駆使して、ものすごく迫力があり、魅力的な舞台だった。『長恨歌』のあらすじはよく知らなかったが、今回の舞台鑑賞をきっかけに、楊貴妃のことについて詳しく調べたい」と語り、さらに「西安は伝統と現代をうまく融合した都市だ。歴史の物語というのは分かりにくい、固い話が多いが、このような素晴らしい舞台であれば、若者たちに歴史に対する興味を持たせると同時に、それを守っていこうという意欲を呼び覚ますこともできるだろう」と話しました。

 2006年に正式に公演がスタートした、舞台『長恨歌』は現在、国内外から好評を博しており、チケット販売による収入が年間3億元に達しており、地域に高い経済効果をもたらしているということです。(非、謙)

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