スペインのバルセロナで発生したテロ事件を受け、外務省の華春瑩報道官は18日の定例記者会見で、「現在までに、事件によって台湾籍の2人が重傷を、香港籍の1人が軽傷を負ったことが判明している」と明らかにしました。

　17日にバルセロナで、ワゴン車が次々と人をはねるテロが発生し、少なくとも13人が死亡しました。この事件について質問を受けた華報道官は、「中国側は今回のテロを断固として非難し、犠牲者に深い哀悼の意を示すとともに、負傷者と犠牲者の遺族に誠実な慰問の意を表す。外務省とバルセロナ総領事館は引き続き事件の進展に注意を払い、被害に遭った中国公民に対しては必要な援助を提供する」と述べました。

　華報道官はまた、「中国は全てのテロリズムに断固として反対し、スペインによるテロの取り締まりと国家の安全・安定維持のための努力を支持し、スペインを含む国際社会と共に、テロ対策協力を強化していく」と繰り返し強調しました。

　なお、事件発生後、中国からは習近平主席と李克強首相がそれぞれ、スペインのフェリペ6世国王とラホイ首相に慰問の電報を送っています。（雲莎、謙）