新疆ウイグル自治区昌吉回族自治州にあるマナス県では、近年、湿地生態回復プロジェクトに基づいた、「退耕還湿、退耕還林」(耕地を湿地に、牧地を湿地に戻す)生態建設プロジェクトを積極的に展開しています。この5年間で、同県の国家湿地生態公園の湿地面積は、約6,000ヘクタールから現在の約1万1,300ヘクタールにまで増加しました。
マナス県国家湿地公園は世界の渡り鳥の第三号移動線の重要生息地として、毎年数100万羽が飛来し、ここを経由して南あるいは北に向かいます。湿地を効果的に保護するため、2008年からマナス県は「退耕還湿、退耕還林」プロジェクトをスタートしました。
一期目の保護活動を通して、現在、湿地公園内の野生動物は331種類に達しており、湿地植物は200種類を超え、新疆ウイグル自治区全体の植物総数の45.3%を占めるようになりました。2016年8月、マナス県湿地公園は国家農業局の審査を経て、正式に国家湿地公園に昇格しました。(雲莎、謙)
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