四川省政府の報道弁公室が10日に明らかにしたところによりますと、10日12時現在、四川省の観光名所である九寨溝一帯で発生したマグニチュード7.0の地震で既に20人が死亡、431人が負傷、そのうち18人が重体だということです。
また、交通運輸省の関係筋によりますと、震央と見られる漳扎鎮(溝口)から九寨天堂までの道路はすでに復旧が完了し、数万人の観光客の退避が完了、そのうち9000人の観光客は緊急手配されたバスで安全に一帯を離れたとのことです。
中国地震局地震現場臨時対策本部は10日、16の災害評価班、計80人を現地に派遣し、被災地である九寨溝地区の各地で地震の震度の判定や調査活動に当たっています。一部の専門家は、「現段階での判断では、震央では震度8を記録していたと考えられる」と語りました。
ドゥジャリク国連事務総長報道官は9日、ニューヨークにある国連本部で記者会見を開き、四川や新彊で発生した地震災害について慰問の意を表したうえで、「要求があった場合には、国連は随時援助を提供できるよう準備している」と述べました。(藍、む)
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