国家発展改革委員会が9日に明らかにしたところによりますと、今年に入ってから、各地と各部門はコスト軽減に力を入れ、企業の負担を効果的に抑えることで競争力を高め、経済成長のポテンシャルを高め、経済の安定的で健全な発展を確保したということです。

　データによりますと今年上半期、企業の生産経営状況は良好な推移を見せ、一定規模以上（年間売上高2000万元以上）の工業系企業の利潤総額は前年同期比22％増となり、この過去6年間を振り返っても同期比最速の成長を記録したということです。制度性による取引コストの軽減により、国内の経営環境が持続的に改善され、中国社会の投資や起業への熱が日増しに高まって、今年上半期に新たに登録された企業の数は全国で291万社に上り、前年同期に比べ11.1％増えたということです。

　一方で、コストの軽減は企業競争力の向上にもつながり、輸出は持続的な好調ぶりを見せています。上半期に全国の輸出総額は前年同期比15％増で、近年まれに見る高成長となりました。

　また、国際経営開発研究所（IMD）が先日発表した2017年世界競争力報告書によりますと、中国の国際競争力は去年の第25位から第18位に躍進し、ランキングのベスト20に初めて加わったということです。（Lin,謙）