カンボジアのシェムリアップで開かれた第11回中国・ASEAN（東南アジア諸国連合）民間友好大会が8日、『シェムリアップ宣言』を発表して閉幕しました。

　『宣言』によりますと、今大会で各国代表は「民心の疎通を促し、平和協力を守る」というテーマをめぐって踏み込んだ討議を行い、実り豊かな成果を上げたということです。

　具体的には、各側は来年、中国とASEANの戦略的パートナーシップ構築15周年を迎えることを契機に、戦略的な意思疎通の強化、実務的な協力の深化、人的・文化的交流を中国・ASEAN関係の三本柱としながら、より緊密な中国・ASEAN運命共同体の構築に知恵と力を尽くすことで合意しています。

　さらに、『宣言』は、「ASEANは『一帯一路』の陸路と海路の交差点にあり、『一帯一路』の建設推進において優先すべき、重要なパートナーである。各側は『一帯一路』構想とASEAN諸国の発展計画とのマッチングを強化し、相互連結（コネクティビティー）と生産能力協力を拡大し、政策の意思疎通、インフラ施設の相互連結、貿易の円滑化、資金調達の協力などの分野で架け橋の役割を果たすべきだ」としました。（Lin、謙）