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塞罕坝国有営林場で人生の価値を手に

2017-08-04 18:41:42     cri    

 塞罕坝国有営林場は、北京から200キロ離れ、河北省と内蒙古自治区の境にあり、平均標高は1500mという寒冷地帯です。営林場として設けられたのは55年前の1962年ですが、当時は見渡す限りの砂漠でした。しかし、現在は世界最大の植林として知られています。これは、営林場で働く人たちのたゆまぬ努力の賜物です。

 国志峰さんは、2000年にここに就職し、当時のことを振り返って次のように話しました。。

 「2000年7月にこの営林場に就職したが、道路らしい道路がなく、雨が降ると、当然車はこの営林場に入ることができない。野菜もないので、おかず抜きの食事はよくありました。もちろん当時電気もなかった。今は携帯もあるし電話もある。便利になったね」と。

 あんな厳しい条件を前に、国さんは森林の病害虫防止に力を入れようと心に決めました。同僚とともに、この森に合った専用の害虫予防法を考えだして、効果的に病虫害を予防することができました。現在は、環境にやさしい予防に力を入れ、農薬をかけるなど化学薬品の使用をできるだけ避けています。これによって、毎年害虫被害の面積はわずか1割程度にとどまり、生態環境は順調に回復されています。

 于士涛さんと付立華さんは、1980年代生まれの若い夫婦です。旦那さんの于士涛さんは2005年に大学を卒業して、ここに入り、ずっと現場で活躍しています。今は経験豊かなベテランになり、彼の指導を受けて植樹した木の活着率は95%になっています。奥さんの付立華さんは中国林業科学院の林学修士号を取った後、北京の大手企業に就職していたが、夫の頑張る姿に感動させられ、2012年に会社を辞めて転勤してきました。

 付立華さんは

 「今まで勉強したものを生かすことができ、大変満足している。北京での暮らしとは全然違うが、研究所で研究したりしてできた成果が認められて、楽しい毎日だ」と言いました。

 国志峰さんも、付立華さんも、塞罕坝営林場で頑張っている人たちの縮図だと言えます。55年間、塞罕坝営林場の全スタッフの献身的な努力により、かつての砂漠が緑いっぱいの森に変身してきました。2016年末まで、ここの植林面積は7.47万ヘクタールとなり、森林カバー率が80%に達しています。(朱)

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