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印軍越境関連の文書発表は「正義のため」=外務省

2017-08-02 18:28:11     cri    

 外務省は2日、「インド国境警備部隊がシッキム地域の境界線を越えて中国領土に侵入した事実と中国の立場」という文書を発表し、国際社会に向けてインド軍越境事件の真相と中国政府の立場について説明を行いました。これについて、外務省の耿爽報道官は「中国がこうした文書を発表するのは、自国の領土主権、国際法の基本原則、国際関係の基本ルール、さらには公平と正義を守るためだ」と主張しました。

 文書は「インドの国境警備部隊は6月18日、シッキム地域の境界を越えて中国領内に入り、現在まで中国の領土に不法滞在している。この越境事件の発生以降、中国は外交ルートを通じてインド政府に繰り返し厳正な申し入れを行い、インド側の行為を強く非難した上で、国境画定に関する過去の条約などを順守し、軍隊を即刻無条件でインド領内に撤退させるよう求めてきた。これまで中国側は高度な自制を保っている。しかしその一方で、インド側は過ちを正すどころか、様々な立脚困難な理由を持ち出し、越境行為の口実としている」と批判しています。

 耿報道官は「シッキム地域を走る中印の国境線については、1890年の『中英会議チベット・インド条約』によって画定されており、中印両国政府がともに認める既定の国境であり、これは否定できぬ事実として存在するものである。今回のインド側の行為は、中国の領土主権を著しく侵犯するのみならず、地域の平和と安定、正常な国際秩序と対峙するものとなっており、いかなる主権国家も容認するものではないと考える」と強調しました。(鵬、む)

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