習近平国家主席は18日、北京を訪問中のパレスチナのアッバス大統領と会談しました。習主席はパレスチナ問題の解決に関する自らの主張を伝えた上で、中国政府が今後もこれまで通りパレスチナ問題の解決に建設的役割を発揮すると共に、パレスチナ問題の政治解決に有利となるあらゆる取り組みを支持するとの姿勢を示しました。

　習主席は「『一帯一路』の建設に向けてパレスチナと協力していきたい」とすると共に、工業パークの建設や人材育成、太陽光発電などのプロジェクトにおける協力を展開し、パレスチナの自主開発能力の向上を支援するとの意向を示しました。

　また、パレスチナ問題の解決について、習主席は、「『二国共存案』をベースにした政治解決をゆるぎなく支持する」とし、国際社会がいっそう協調を強め、速やかに共同参画による和平促進の措置を打ち出し、パレスチナとイスラエルの協力を推進すべきだとの考えを示しました。

　会談後、アッバス大統領は「中国政府のパレスチナへの支持に対する感謝と習主席への敬意を示したい」とし、習主席に「パレスチナ国最高勲章」を授与、習主席もこれに感謝の意を表しました。（ZHL、む）