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晶晶がオスの赤ちゃんパンダを無事出産 「五輪一族」に新たな家族

2017-07-14 09:52:34     cri    

 四川省の成都パンダ繁育研究基地で10日午前12時33分、「晶晶(ジンジン)」が189グラムの元気なオスの赤ちゃんパンダを無事出産した。赤ちゃんパンダは元気な産声を上げ、健康状態は良好。晶晶は今回が2回目の母親としての仕事となり、母性にあふれ、赤ちゃんパンダを優しく包み込む姿も慣れた様子。赤ちゃんパンダは無事、晶晶の乳を探り当て、現在のところ母子ともに健康ということだ。中国新聞網が伝えた。

 晶晶は6月15日、食欲が減退し始めた。最初は少しの量の竹、窩窩頭(トウモロコシ粉の蒸し饅頭)、普通の量のリンゴを食べていたが、最終的には窩窩頭やリンゴは食べなくなり、竹を1、2本食べる程度になった。さらに晶晶は慎重な様子で歩くようになったため、成都パンダ繁育研究基地の飼育チームは晶晶を24時間監視し始めた。9日夜、晶晶の動きが落ち着かなくなり、10日朝、外陰部を頻繁になめるようになり、同日午前11時14分に破水し、同日午前12時33分に元気なオスの赤ちゃんパンダを無事出産した。

 晶晶は家系図番号598で、2005年8月30日に誕生した。母親は1990年の北京アジア競技大会開幕当日に生まれた「■■(ヤーヤー、■は女へんに亜)」。晶晶が誕生した年の11月11日、北京五輪委員会がオリンピックのマスコットキャラクターとして、パンダをモチーフにした「晶晶」を発表した。飼育員はこれをメスの赤ちゃんパンダの名前として、同年11月14日に「晶晶」の名前をパンダ世界家系図に登録した。「晶晶」の父親の「科比(コビー)」は1992年のバルセロナ五輪開幕当日に生まれ、当時の国際オリンピック委員会のサマランチ会長が、オリンピックのマスコットキャラクターの名前を取って、科比と命名した。ちなみに、科比の姉である「毛毛(マオマオ)」は北京五輪のマスコットキャラクターのモデルになった。

 現時点で、成都パンダ繁育研究基地は今年3頭の母親パンダによって、5頭の赤ちゃんパンダの出産に無事成功しており、うち、オスの双子パンダ1組、オスメスの双子パンダ1組が誕生した。「人民網日本語版」より

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