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生命を賭して祖国に尽くした科学者黄大年の生涯

2017-07-13 14:22:06     cri    

 国際的にも名を馳せる戦略科学者黄大年氏は、航空分野及び地球物理分野における世界のトップクラスの研究者として、最も円熟した時期に、祖国の科学技術発展のため、海外の優れた研究環境と魅力的な待遇を捨てて帰国しました。

 帰国後、黄大年氏は400人余りの科学者を率い、数多くの「中国初」を創り出し、中国の「宇宙・地球・深海探査」分野において多くの技術面の未踏の地を開拓してきましたが、今年1月8日、長年の疲労から病を患い、58歳の若さで帰らぬ人となりました。

 黄大年氏は中国東北地方の名門大学である長春地質学院を卒業後、イギリスに留学し、博士号を獲得、イギリスケンブリッジ大学の地球物理企業ARKeX社で研究開発部長を務めました。

 黄大年氏は2009年の帰国後間もなく、一年のうち三分の一の時間は出張という強度の高い仕事に没頭しました。

 「中華民族の振興こそ我々の使命なり」。これは黄大年氏が長春地質学院を卒業した際に、記念アルバムに残したメッセージです。こうした志が、彼の研究における一朝一夕を争う姿勢を支えてきたといえるでしょう。それは彼の肉体が警告を発する中にあっても、変わることのないものでした。

 黄大年氏は他界しましたが、その未完の事業は同僚たちに引き継がれています。彼のリードの下で進められていた「地球深部探測器」は現在、同僚たちによって理論領域から実際の応用への前進を続けています。(非、む)

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