世界シノロジーフォーラムのヨーロッパ分科会が、9日と10日、ドイツのベルリンで開かれました。これは、2015年のアメリカ、2016年の東アジアに次いで海外で開催された3回目の分科会です。

　今年のヨーロッパ分科会のテーマは、「中国とグローバリゼーション・新たな段階、新たな挑戦」です。出席者は、グローバルリゼーションのプロセスがもたらす深刻な変化と影響及びグローバリゼーションの展開における中国と欧州連合（EU）の役割と責任について深い議論を展開しました。

　会期中、中国、ドイツとそのほかの国から参加した50人以上の研究者らは、「中国と世界の政治経済トレンド」、「世界の異文化対話」、「中国と国際秩序」という3つのテーマの9つの議題について意見を交わし、政治、経済、歴史、文化、国際関係などの角度からディスカッションを展開しました。

　今回の分科会は、ヨーロッパの研究者がグローバリゼーションとグローバルガバナンスにおける中国の理念と実践を理解するための窓口となり、また、新たなラウンドのグローバリゼーションプロセスにおける中国とヨーロッパの戦略的協力の理論的裏付けを提供する場となります。（任春生、む）