李克強首相は27日午後、大連国賓館で、大連で開かれた2017年夏季ダボスフォーラムに出席するため訪れたスウェーデンのステファン・ロベーン首相と会談しました。

　席上、李首相は「スウェーデンは、新中国と国交を樹立した初の西側の国である。両国関係は安定した発展を維持しており、各分野における実務的協力は絶えず新たな進展を収めている」と指摘したうえで、「スウェーデンと共に、伝統的な友情を発揚させ、共同利益を拡大し、収めた協力成果で両国の人々に利益をもたらすことを期待する」と述べました。

　李首相は、また「発展戦略においてはスウェーデンと連携して、イノベーション分野における協力推進を加速させ、伝統的な分野における協力を深化させていく。同時に、新興的な分野における協力を拡大し、共同で第三者市場での協力を模索し、互恵共栄をよりよく推進していきたい。また、文化教育分野での交流と観光分野での協力を拡大し、両国人民の相互理解を増進させ、友情を深めていきたい」と述べ、「国際問題では意思疎通や協調を密接にし、共に世界の平和と安定を維持していきたい」と期待を示しました。

　これに対して、ロベーン首相は、良好な両国関係の現状に満足の意を示したうえで、国際問題において中国が果たした重要な役割を高く評価しました。ロベーン首相はまた「中国と実務的協力をさらに推し進め、国際問題では意思疎通を強化し、両国関係や協力のさらなる発展を収めるよう推進していきたい」と述べました。

　会談後、両首相は、品質検査や税関などの分野における協力協定の調印式に立会いました。（藍、kokusei）