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シャングリラの木製茶碗が人気を集める

2017-06-26 16:44:24     cri    

茶碗を彩色するルヨンジュマさん

 夫婦であっても、親子であっても、兄弟であっても同じ茶碗を使わないこと。人の家を訪ねる時も、旅に出る時も、自分の茶碗を持っていくこと。男性は浅めで口の広い茶碗を、女性は深めで口の狭い茶碗を、それぞれ使い分ける――これは、チベット族の間で今日に至っても受け継がれている昔からの風習です。

 チベット族の人々が使う茶碗は、カエデやツゲの木などを素材とする手作りのもので、その作業は12の工程から成ります。中でも最も有名なのが、シャングリラ市ニーシー(尼西)郷にある上橋頭村で作られている「ニーシー木碗」です。

 ルヨンジュマさん(48歳)は上橋頭村に住む茶碗職人です。彼女は19歳の頃からニーシー木碗作りを始めました。これまでの約30年で、数え切れないほどの茶碗を作ってきた名人です。

 ルヨンジュマさんは制作チームを組むことで、安定した販売数と収入の維持を実現しています。今後、より多くの若者がニーシー木椀作りの技能を学び、受け継がれていくことを願っています。(殷、謙)

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