四川省アバ・チベット族チャン族自治州茂県で山崩れが発生して二日が経過しました。現在までに10人が遺体で発見され、93人が行方不明になっており、救助活動が急ピッチで進められています。

　国務院活動グループを率いる王勇国務委員が24日、被災地に到着し、救援活動の指導に当たりました。

　茂県の災害救援対策当局が25日午後明らかにしたところによりますと、被災地の住民300人以上が近くの小学校やホテルに避難しており、住民の心のケアに専門スタッフが当たっているほか、食糧や飲料水、布団などの物資が配布され、生活が保障されているということです。

　現在、二次災害を防ぐため、地質、環境保護、気象、河川などの観測地点が14カ所設置され、24時間態勢で警報が出せるようになっています。また、現場では大型機械46台、人命探査装置10台を動員して、急ピッチで救助作業が進められています。（Mou、謙）