王毅外相は23日、レバノンのジブラーン・バシール外相との会談後、共同記者会見で、中東の難民問題について中国側の立場を明らかにしました。
その中で、王外相は「現在、中東の難民問題が際立っている。レバノンを含む中東諸国が、シリアなどの国からの難民を受け入れるために大きな努力を払ってきた。難民は移民ではない。世界各地に離散した難民たちは、あくまでも故郷に戻り、自国を再建することを願っている」と語りました。
また、王外相は「中東の難民問題を解決する前に、まずシリア問題の政治的解決プロセスを速めなければならない。動乱と貧困は難民問題を生じる根源である。そのため、難民問題を徹底的に解決するにはまず市民生活の改善が必要だ。中国政府は一貫して人道主義の精神を持ち、国連の枠組み内で、難民の受け入れ国にできる限りの支援を提供している」と強調しました。(非、謙)
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