BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)外相会合が19日に北京で行われました。5カ国の外相は、今の国際情勢や国際と地域問題について討議しました。
経済協力メカニズムから始まったBRICS協力は、中国が政治と安全保障における5カ国の協力を推し進め、アメリカと西側からの影響に抵抗しているのではないかという見方が出ています。これについて、外務省の耿爽報道官は、記者会見で「BRICSは、重要な影響力をもつ発展途上国と新興市場国である。一連の重大な国際問題で同じあるいは近い観点と主張を持っている。5カ国は政治情勢及び国際と地域の問題を含む国際情勢について意見交換を行い、それぞれの立場を調整することは自然なことだ。これは国際平和と安全の維持、直面する問題の解決にプラスになるだけでなく、発展途上国の共同利益の維持、国際関係の民主化の促進にもつながっている」と述べました。
耿爽報道官は、また、「そもそも2006年9月にBRICs外相会合は国連総会の開催中に行われた。ここ数年、BRICS指導者は政治安全保障などの議題について討議したこともある。今は、政治安全保障と経済金融、人文交流がBRICS協力の三つの柱になっている」と示しました。(任春生、星)
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