陝西省西安市西咸新区にあるニュータウン・秦漢新城と中衡設計グループ株式有限会社が、6月3日に行われた「2017シルクロード国際博覧会」および「第21回中国東・西部協力投資貿易商談会」の西咸新区特別イベントの場で協力協議に調印しました。これによりシルクロードを意識した国際的なデザインを基に、9つのデザインクラスタを設立し、秦漢新城の中にシルクロード国際デザインタウンの建設を進めていきます。この地域が田園風景を持つデザイナーエリアとなり、科学技術とデザインのシナジーが生まれることが期待されています。

　シルクロード国際デザインタウンは中国西部で初のデザインをテーマとするニュータウンであり、デザイン分野で産業化されたクリエイティブエリアでもあります。中衡設計グループ、世界建築協会、中国建築協会、中国工業設計協会、清華設計院および全国の都市商業銀行40社など、有力なリソースが一体化することで、高い優位性を持っています。

　シルクロード国際デザインタウンへの投資額は200億元に達しており、敷地面積はおよそ180ヘクタールです。デザインを主体とする健全な産業エコシステムが作られ、「科学技術＋人材＋文化＋金融」という戦略に基づき発展していく予定です。また、「科学技術イノベーション＋クリエイティブデザイン」を原動力として、各種デザイン産業を創設し、秦漢新城を影響力ある「デザインバレー」に変身させていきます。

　シルクロード国際デザインタウンの建設は西咸新区の秦漢新城において国内デザイン分野の新しい局面を切り開いていくとともに、文化交流や観光発展、観光客向けのデザイン体験を促していきます。またその建設においては、グリーン建築の新様式が用いられ、グリーンなエコシステムを持つデザインタウン建設のモデルにもなります。（藍、謙）