2017年世界宇宙探査大会が6日、北京で開幕しました。開幕式には李源潮副主席が出席し、習近平国家主席からの祝賀のメッセージを読み上げたほか、挨拶の中で、「宇宙探査は人類が追いかける夢である。各国の航空宇宙分野の関係者は手を携えて、宇宙開発事業のイノベーションと発展を促し、人類の手による美しい未来を切り開いてほしい」と期待を寄せました。

　2017年世界宇宙探査大会は国際宇宙航行連盟（IAF）の主催により、中国宇宙航行学会が開いたものです。今年のテーマは「共有と協力」で、世界各国から800名以上の専門家や学者、航空宇宙分野の関係者が一堂に会し、宇宙探査や宇宙ステーション、国際協力などの議題をめぐって討議し交流を行います。

　李副主席は開幕式で、「宇宙探査は勇気ある者の事業であり、宇宙事業の発展は恐れを知らない探求の精神を発揮する場でもある。人類の宇宙探査の歩みは数世代にわたる科学者と関係者の知恵の結集だ。イノベーションを起こし続けることで初めて、より深遠な宇宙に届くだろう」と述べました。さらに、「宇宙探査事業には人類の未来への希望が託されている」と示し、「人類の福祉を根本的な目的として、宇宙の平和的開発と利用を目指し、宇宙探査の成果と恩恵を各国国民にもたらさなければならない。中国政府は一貫して航空宇宙分野における国際協力を支持する。世界各国と共に、平和の宇宙、協力の宇宙、安全で秩序ある宇宙を構築することによって、人類の宇宙に関する夢を叶えていきたい」と話しました。（Lin、謙）