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ドイツ訪問中の李首相、メルケル首相と会談

2017-06-01 09:40:44     cri    

 ドイツを公式訪問中の李克強首相は現地時間5月31日午後、ベルリンでドイツのメルケル首相と年に一度行われる首相会合に出席しました。

 李首相はその中で「現在の国際情勢には依然として不確定要素が多く存在している。自由貿易やグローバル化に反対する声が強まる中、中国とドイツが引き続き互いに尊重し、平等に付き合い、相互信頼と協力を深めて、交流を緊密化し、さらに貿易と投資の自由化と利便化を促して世界貿易機構(WTO)のルールを守るべきである。両国関係と協力の安定性をもって外部の不確実性に対応し、地域と世界に向けて安定、協力と発展に関する積極的なシグナルを共同で発信すべきだ」と指摘しました。

 両国の経済協力について、李首相は「中国製造2025」とドイツの「インダストリー4.0」など経済成長戦略をリンクさせ、製造業やエネルギー、航空、イノベーション、中小企業間の協力を強めると同時に、教育や文化、観光などの面における協力を強化し、人的交流により一層の便宜を提供していく考えを示しました。その上で、中国の自主開発による国産大型ジェット旅客機「C919」のEUでの安全認証取得に向けてドイツの支援を要望しました。

 また、EUとの関係発展について、「中国は一貫して欧州一体化プロセスを支持している」と述べ、ヨーロッパの団結、繁栄と安定が世界多極化と経済のグローバル化の発展にプラスとなると述べました。

 これに対して、メルケル首相は「中国側とは互恵ウィンウィンの精神に則って、貿易投資や金融、エコカー、医療、人文などの分野における交流と協力を強め、『インダストリー4.0』と『中国製造2025』をよりよくリンクさせ、G20枠組み内での協力を拡大したい」との考えを示しました。(ZHL、星)

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