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初の『中国の南極事業』白書、発表

2017-05-23 14:59:40     cri    


 国家海洋局は22日夜、記者会見を行い、『中国の南極事業』白書を発表しました。政府が、南極事業について白書を出すのは、今回が初めてで、ここ30数年の成果を全面的に顧みたものです。

 中国は1984年に初めて考査チームを派遣し南極事業のスタートを切りました。1985年、西南極のキングジョージ島に初の常設観測基地・長城基地が、1989年、東南極のラスマン丘で2番目の常設基地・中山基地が設けられました。1994年には『雪龍』調査船が正式に使われ始めました。2007年、上海に南極調査の国内基地が、2009年、南極のドームA(南極高原中央部最高地点となる氷床のなだらかな円頂丘)に初の南極内陸部の観測基地・崑崙基地が、2014年、中継機能を持つ泰山基地が設置されたほか、2015年には、初の固定翼機『雪鷹601』の正式運用が始まりました。

 大まかな統計では、南極の科学研究に投じられた金額は、2001年から2016年までの15年間で3億1千万元に達しています。これは、1985年から2000年までの15年間の18倍に当たります。

 22日の記者会見で国家海洋局の林山青副局長は、中国は、南極氷河学、空間科学、バイオテクノロジー、生態学、気候の変動などに関する研究で一連の突出した成果を収めたとしました。(Mou keiko)

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