先ごろ、『次の世界の工場』の作者アイリーン・ユアン・スンが「東アフリカ新聞」に寄稿し、中国の投資はアフリカを再形成し、アフリカを次の世界の工場に変えつつあるとの観点を示しました。

　同文では、近年来、中国のアフリカの製造業における投資額が速やかに拡大していることを明らかにしています。統計によりますと、現在、中国の民間企業によるアフリカの製造業への投資件数は毎年150件を超えており、対象となる分野も様々な生産製造分野にまたがり、アフリカ各国の工業化プロセスを加速させる重要な牽引力となっているほか、アフリカ国家の工業化を実現させ、貧困問題の解決に希望を与える存在にもなっています。

　また、アフリカに進出した中国企業の多くは、現地企業との協力形式をとることでアフリカのビジネスエリートを育成、未来のアフリカ大陸のビジネス界の中堅人材へと育てていくことを狙っています。

　さらに、同文では、工業化はやりつくされた発展の道であるものの、発展途上国が社会を発展させ、国民生活水準を高めていく唯一の道であるとの指摘も行っています。（雲莎、む）