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CRI外国人記者団、涇陽茯磚茶を訪ねる 陝西省

2017-05-12 16:36:24     cri    


写真1:涇陽県で茶文化の座談会に参加するCRI記者団


写真2:「茯茶の里」で、茶芸を見る記者たち

 4月29日、陝西省の発展をこの目で確認することを趣旨とする「『陝西省の発展と未来』―2017CRI外国人記者 陝西省取材の旅」の取材団が、咸陽市涇陽県にある「茯茶の里」を訪れました。

 涇陽の茯茶はなぜ「茯磚」と呼ばれるの?

 涇陽では昔、夏の最も暑い時期に茶の加工作業が行われていました。そうしてできたお茶は、生薬の「茯苓(ブクリョウ)」に似た香りがすることから、「茯」の字があてられたのです。

 では、煉瓦を意味する「磚」の字はどこから来たのでしょうか。涇陽茯磚茶発展サービスセンターの阮軍主任が答えてくれました。

 「涇陽茯磚茶は、明朝の末期に発明されたものです。遠距離の輸送をするため、当時の人々は茶葉を煉瓦(磚)の形に固めました。茯磚茶と呼ばれるのはこのためなのです」

 ほかにも、茯茶文化が発展するにつれて、涇陽茯磚茶には「福のある人が茯茶を飲む」という意味合いが込められるようになったのだそうです。

 涇陽茯磚茶の特徴は?

 涇陽県の謝保衛副県長が教えてくれました。

 「実は、涇陽茯磚茶の原料はすべて、涇陽の外から運ばれてきたものです。各地の茶葉の美味しさを、涇陽でまとめているとも言えます。これが特徴の1つです。2つ目の特徴は、全発酵茶の技術で加工していること。3つ目に、全発酵の工程を終えた後、茶葉に体に良い菌がつくこと。この3つが涇陽茯磚茶の特徴です」

 茶葉につく菌は「金の花」と呼ばれるもので、肉眼でも確認できます。この、他にない「金花」こそが、良質な茯茶の証でもあるのですね。

 記録によれば、陝西省は茯茶の起源であり、特に優れた品種とされる陝西省の茯茶は、ロシアやペルシャなど40カ国あまりに輸出されていたそうです。このことから、シルクロードの「黒い黄金」、「生命の茶」とも称されていたということです。(MOU、謙)

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