日本財務省が11日に発表した2016年度の国際収支速報によりますと、日本の2016年度（3月末まで）の経常黒字は、前年度比13.1％増の20兆2000億円に達したことが分かりました。

経常黒字の大幅な増加は主に、貨物貿易の回復によるものだとされています。原油と天然ガスの値下がりや、日本円の対米ドル相場の上昇から、2016年度の輸入総額は前年比10.9%減の64兆9000億円、輸出総額は前年比3.4%減の70兆7000億円で、貿易黒字は、前年比5兆8000億円と、大幅に増えています。

　また、サービス貿易の面では、2016年度に日本を訪れた外国人の数は前の年に比べると大幅な増加を見せており、観光業による黒字は1兆3000億円に達しているということです。（Mou、謙）