電話会談で習主席は始めにマクロン氏に祝賀の意を伝え、「中国はフランスとフランスとの関係を重視している。以前からフランスを重要かつ優先的協力パートナーとしていると同時に、戦略的な高さと長期的な面からも両国関係の発展を位置づけている」という中国政府の立場を示しました。さらに、「中国はフランスが『一帯一路』構築に参与することを歓迎する。双方は国際と地域問題における意思疎通を保ち、引き続き世界のガバナンスを推し進める必要がある。中国はこれまでと同様に欧州一体化プロセスを支持していく」と強調しました。

　これに対して、マクロン氏は習主席に感謝の意を示したうえで、「次期政権は引き続き、積極的かつ友好的な対中方針を維持していく。我々は一つの中国政策を堅持する。外交や経済、貿易、工業などの分野で、『一帯一路』構築の枠組み内における確実な協力を深めていく。さらに気候変動対応やG20協力を含めた重要な国際問題でも密接な意思疎通を保っていく」と示しました。（朱、星）