ギリシャのパヴロプロス大統領は6日大統領府で取材を受け、北京で開催予定の「一帯一路」（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）国際協力サミットが成功裏に開催されるよう祈ると表明しました。

　パヴロプロス大統領は「『一帯一路』構想は、歴史の古い中国の哲学と古代のシルクロードに根付くもので、平和の精神と互恵協力がその特徴である。この構想の実現は、関係国のインフラ整備、貿易、経済協力を大いに促すだろう」との考えを示し、「ギリシャにとって、『21世紀海上シルクロード』は特別に重要な意義を持つ。なぜなら、ピレウス港は、スエズ運河を通って欧州連合に入る初めての大きな港だからだ」と強調しました。

　さらに「中国とギリシャは、全面的戦略パートナー関係を築いている。この構想を熱心に支持し、創造的な協力を行っていきたい。ギリシャのツィプラス首相が北京で開催予定の「一帯一路」国際協力サミットに参加することは、その表れだ」と述べました。