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4月28日 東京・多摩森林科学園・サクラ保存林 淘気爺爺・奥田正彦さん

2017-05-01 13:50:46     cri    

4月28日 東京都・多摩森林科学園・サクラ保存林

9.9〜18.3℃(晴れ)/撮影:淘気爺爺・奥田正彦さん

 さくら便り最終回は「奈良の八重桜」です。今日の写真は「予野の八重桜」(カスミザクラ '奈良の八重桜' )で、奈良・知足院から導入されたものではありませんが、種類はおなじです。
 知足院の「ナラノヤエザクラ」は平安時代の昔から有名で、和歌にも多く詠まれており、百人一首で伊勢大輔(いせのたいふ/いせのおおすけ)は「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」と詠んでいます。
 奈良県の岡本勇治氏が知足院の裏山に植わっていた八重桜をみつけ、大正11年(1922年)、東京大学の植物学者であった三好学(みよしまなぶ)と共に視察(調査)し、1923年に国の天然記念物に指定されました。
 桜の季節の最後を飾る「奈良の八重桜」の花期は、4月下旬~5月上旬で、花が開き始めると一度に咲き、3日間で終わってしまうといわれています。蕾の頃は濃い紅色をしていますが、花が開くと白に近い淡い紅色になり、散り際に花びらがまた紅色を深めます。八重桜は実が付きにくいのですが、奈良の八重桜はよく実が付いて、発芽力も旺盛だそうです。

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