20日から21日にかけて、上海協力機構（SCO）外相会合の定例会議がカザフスタンの首都アスタナで開催されました。会議にはカザフスタン、中国、キルギス、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンの外相が出席しました。

　各国外相らは2016年6月にウズベキスタンのタシケントで開催されたサミットと、2016年11月にキルギスの首都ビシュケクで開催されたサミット以降の進捗情況と問題について討論しました。

　6月8日から9日まで、アスタナで開催する次回のサミットに向けて準備を整えるため、外相らは『上海協力機構メンバー国首脳アスタナ宣言』および『上海協力機構サミットプレス・コミュニケ』の草案を承認しました。これら書類は上海協力機構の次の段階における基本的な主張と任務を示すものです。

　2016年のタシケントサミットの成果の実施を着実に進めるため、外相らはインドとパキスタンが新たに上海協力機構に加入するプロセスや組織内の序列に関する問題について提出し、サミットの審議にかけます。（雲莎、謙）