アメリカ連邦準備制度理事会（FRB）は19日、地区連銀経済報告（ベージュ・ブック）を発表し、「2月中旬から3月末にかけて、アメリカ経済は控えめから穏やかなペースで拡大した。労働者の需要が増えた背景で、賃金が穏やかに増えている」と明らかにしました。

　この報告はFRBが全米12地区の連邦準備銀行による最新調査の結果をもとに編成したものです。報告では「製造業は穏やかなペースで拡大しているが、自動車の個人消費は依然として多く、そのほかの消費成長は減速している。不動産市場の成長は強い勢いを保っている」としました。

これは企業の労働者に対する需要が高く、雇用が穏やかなペースで増加しており、賃金が増えていることが背景にあると見られています。また、報告では向こう6カ月間は労働者に対する需要が増え、賃金も上がると予測しています。（殷、星）