パキスタン首相官邸での出版式

 　中国共産党の習近平総書記の著書『習近平 国政運営を語る』（原題『習近平談治国理政』）の英語版が2014年にパキスタンで発行されたことに続き、14日、この本のウルドゥー語版もパキスタンで発行されました。

　インド・ヨーロッパ語族インド語派に属するウルドゥー語はパキスタンの国語で、インドでも広く使われています。現在、パキスタン人の7割がウルドゥー語を話しているとされています。

　『習近平 国政運営を語る』ウルドゥー語版の出版式がこの日、パキスタンの首相官邸で開催されました。パキスタンのシャリフ首相や蒋建国中国共産党中央宣伝部副部長兼国務院報道弁公室主任および両国の政界、学界、経済界の代表たちが出席しました。

本の除幕が行われる

　シャリフ首相は挨拶の中で、「書籍『習近平 国政運営を語る』を通して、習主席の国政運営に関する思想や知恵を知ることができる。中国の急速な発展や、中国がいかにして特色ある社会主義の道をゆるぎなく堅持していくのかなどについて理解できるようになるだろう。その内容が、中国以外の国々に啓発をもたらすと信じている」と高く評価しました。

　シャリフ首相はまた、「各国はイデオロギー上の論争を止め、互いに成功の経験を分かち合うべきだ。これこそが『習近平 国政運営を語る』のテーマである。この本は、世界の平和と調和、互いに繋がることの実現の助けとなるだろう」と指摘しました。

シャリフ首相（左）に蒋建国副部長が本を贈呈

　蒋建国中国共産党中央宣伝部副部長兼国務院報道弁公室主任は、挨拶に立ち、「中国とパキスタンは良き友人、良き隣人、良き兄弟である。そしてパキスタンは中国が優先する協力パートナーである。『習近平 国政運営を語る』ウルドゥー語版は、両国が国政運営の経験を交流するための新しいプラットフォームとなり、両国の友情を深める新たな証となる」と述べ、「人類の運命共同体の構築は、習主席の思想における重要な理念で、この目標の実現には、中国・パキスタン運命共同体の構築は欠かせない」と強調しました。

　なお、『習近平 国政運営を語る』には2012年11月15日から2014年6月13日までの、習総書記の談話、講演、演説、質疑応答、指示、祝電など79件が、18のテーマに分けて収録されているほか、習総書記の各時代の写真45枚も掲載されています。（藍、謙）