王毅外相は14日、北京で行われたフランスのジャン＝マルク・エロー外相との会談後に開かれた共同記者会見で、朝鮮半島の情勢について、「最近、米韓と朝鮮は鋭く対立し、緊張がエスカレートしている。このような危険な局面では緊密な観察と警戒が必要だ」と指摘しました。

　王外相は、中国政府は一貫して情勢をエスカレートさせる言動に断固として反対しているとし、関係各方面には口頭においても行動においても互いに刺激したり、脅したりせず、収拾のつかない事態になるまで発展させぬよう呼びかけました。

　王外相はまた、「朝鮮半島の情勢がエスカレートしつつある中、対話と交渉の再開を求めるなどの理性的な声も勢いを盛り返しつつある。このようなチャンスを探り、逃さぬようにすべきだ」と述べ、対話に向けて実行可能な具体策を練っていくと共に、対話についての提案を広く受け入れていく考えを示しました。（ZHL、む）