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中米首脳、2回目の会談

2017-04-08 11:02:06     cri    

 アメリカを訪問中の習近平国家主席とトランプ大統領は現地時間7日、フロリダ州のトランプ大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」で2回目の首脳会談を行いました。双方は「今回の首脳会談は前向きなもので、成果を遂げるものであった」として、互恵協力分野を拡大するとともに、意見の違いには相互尊重を前提に対応していくことで合意しました。

 習主席は、「中国とアメリカは互いにとって最大の貿易パートナー国であり、両国国民はそれにより大きな利益を得ている。中国は現在、サプライサイドの構造改革を推進し、絶えず内需を拡大しており、国民経済に占めるサービス業の割合が大きくなりつつある。中国経済は良好な発展の勢いを保っている。中米の経済貿易協力を強化する見通しは明るく、双方はこのチャンスをしっかりと掴むべきだ」と述べ、アメリカが「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロードの構築計画)」枠組み内での協力に参加することを歓迎すると示しました。

 軍事面での関係について、習主席は、「安全保障分野における相互信頼は中米間の戦略的な信頼関係の土台である」とし、双方が軍の各レベルでの交流を保ち、相互信頼と協力を推進していくよう期待を寄せました。

 習主席はまた、アメリカと法執行面での協力を強化し、麻薬取引や子供の誘拐、マネーロンダリング、サイバー犯罪、組織的な犯罪など様々な形の越境犯罪を共に取り締まるとともに、法執行とサイバーセキュリティをめぐる対話メカニズムを活用し、平和・安全・オープンかつ秩序あるサイバースペースの構築を推進していく考えを示しました。そのほか、中国政府が汚職取り締まりに全力で取り組んでいることを示し、汚職に関わる容疑者の送還や横領品の回収への協力を要請しました。

 習主席はさらに、「人的交流と文化交流は両国関係の土台である」と述べ、双方が学校間の交流や観光、芸術、スポーツ、医療衛生などの分野における交流を推進し、両国関係の推進を願う国民の意思を固め、中米関係の長期的かつ健全な発展により多くのプラスのエネルギーを注ぐことに期待を寄せました。

 トランプ大統領に対し、中国の発展理念を説明し、中国が断固として平和発展の道を歩むことや、国家が強大になった途端に覇権主義を唱えはじめるという旧来のパターンを繰り返すことなく、アメリカと共に世界の平和、安定と繁栄を維持していくという立場を示しました。

 これに対しトランプ大統領は、「双方のチームは外交・安全保障対話と全面的な経済対話を始めることで直接的なコミュニケーションを行い、実質的な進展を遂げた。アメリカは中国と引き続き経済貿易、軍事、人的・文化交流など各分野での協力を強め、汚職容疑者の摘発と横領品の回収に関する中国の取り組みを支持する。それとともに、アメリカは中国と協力し、両国関係にマイナスの影響を及ぼす要素を取り除き、米中関係のさらなる発展を遂げられるよう努力する」と示しました。(ZHL、謙)

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