中国国家発展改革委員会など政府部門はこのほどの会議で、2017年は、過剰になっている鉄鋼生産能力を5000万トン前後削減することを明らかにしました。

　それによりますと、鉄鋼業界では、生産能力が過剰している深刻な現状に変化がなく、鉄鋼価格が回復して経済効果が上がる基盤があることから、過剰生産能力問題の解決は依然として厳しいとされています。

　2016年の一年間で6500万トンほどの生産能力を削減したことと比べると、2017年の5000万トンはいくらか削減幅を抑えました。しかし、関係者は、難しさが増していることから、この目標の達成が容易なことではないとしています。過剰生産能力の削減は依然として、サプライサイド構造改革において優先課題とされています。（Mou、星）