ニュージーランドを訪問中の李克強首相は現地時間の28日午前、イングリッシュ首相と共に中国の家電メーカー「海爾(ハイアール)」とニュージーランド最大の家電メーカー「フィッシャーアンドパイケル」が共同で創設した研究開発センターを見学しました。李首相はその際、両国のイノベーション分野における協力を深め、さらなる市場を切り開いていきたいとする意向を示しました。

　この研究開発センターは、規模の優位性を持つ海爾グループと、技術面に優れたフィッシャーアンドパイケル社が、2014年8月に立ち上げたものです。設立以降、業界トップクラスの家電製品の開発に次々と成功しています。

　李首相は、新製品の紹介を受け、従業員と交流を行いました。その上で、「イノベーションは発展を導く一番の原動力である。中国とニュージーランドは協力を実践することで、優位性を結び付け相互補完することによる世界有数の製品開発の可能性を示した。両国が二国間の協力だけではなく、第三者市場の開拓も視野に入れ、互恵関係や複数の国の共栄を実現させていくことを望んでいる」と述べました。（藍、謙）