中国の劉結一国連大使は23日、アフリカの安全保障能力の全面的な強化のため、常駐部隊と緊急対応部隊の設置を支持するよう、国際社会に呼びかけました。

　同日、安保理ではソマリア問題についての公開会議が開かれ、国連ソマリア支援ミッション（UNSOM）の延期に関する決議が全会一致で採択されました。

　劉大使は席上、「現在も、アフリカの一部地域が厳しい試練に直面している。局地ではまだ衝突が続いており、人道危機に陥っている」と指摘し、さらに「国際社会は共に総合的で協力的な、かつ持続可能な安全保障概念を持ち、アフリカの全面的な安全保障能力を引き上げるべきだ。平和と安定の問題を同時に考え、アフリカの発展能力を強化し、この地域の長期的な安定と発展を実現させなければならない」と述べました。（任春生、謙）