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中国の技術革新を世界が称賛

2017-03-16 16:49:08     cri    

 今年の全人代と政治協商会議の期間中、「科学技術」と「イノベーション」の2つの言葉は、政府活動報告にも盛り込まれるなど話題のキーワードとなりました。昨年、中国は自律型無人潜水機「潜竜2号」の初の潜水試験や量子科学実験衛星「墨子」の打ち上げなど、科学技術イノベーション分野で多くの成果をあげ、国際社会からも高い評価を受けました。

 世界トップクラスの学術誌『サイエンス』はこのほど、表紙を飾る内容として、中国人科学者による真核生物のゲノムの設計と合成に関する大きな研究成果を紹介する4つの論文を掲載しました。この研究成果について、国内外の学界は「原核生物の染色体の合成に次ぐ生物学の一里塚であり、人間が『命を設計、再建する』時代を開いた」と評価しています。

 また、中国が自主開発した初の量子科学実験衛星「墨子」の研究開発と打ち上げもまた、総合学術雑誌『ネイチャー』によって2016年の国際的科学ニュースに選出され、世界の学界から高い評価を受けています。

 米『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、「中国の科学研究への投資額は2009年に日本に、2013年には欧州に追いついている。2020年までに米国をも追い抜く見込みだ。基礎科学への資金投入も大幅に増え、2005年の19億ドルから2015年の101億ドル規模になった。中国は人工知能(AI)や無人航空機(ドローン)、インターネット技術など一部の分野において、すでに先進国並みのレベルに達している」と分析しています。

 さらに、世界のコンサルティング大手「KPMG」はこのほど発表した調査報告の中で、「世界の技術イノベーションの中心地は、向こう4年間でシリコンバレーから変わる可能性がある」とし、その「移転先」として「上海」を選んだ人が最も多かったことを明らかにしました。調査を受けた業界の管理者らは、米国と並んで中国が「従来の考えをひっくり返すような技術革新」を実現できる国だとみており、その影響は全世界に及ぶだろうと予想しています。(鵬、謙)

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