陳宝生教育相は12日、第12期全国人民代表大会第5回会議の記者会見で、海外留学中の中国人学生の積極的な帰国を促すため、4つの取り組みを導入すると発表しました。
その取り組みとは、①「緑の通路」を設けて、帰国者の各種手続きの簡素化を図ること。②研究活動を継続するための条件づくりをすること(その一例が「春暉計画」であり、当計画はこれまでに数千人の海外滞在者の研究のための短期帰国を支援し、西部・東北地域の大学と海外留学者との協力をサポートしている。これにより2000件以上のプロジェクトが立ち上がっている)。③仕事を提供すること。大学の各種人材の確保を支援し、人材推薦会、商談会などを通して帰国者に就職のチャンスを提供する。④海外留学者向けに全面的で総合的な、行き届いた便利な留学サービスを提供すること。以上の4つです。
なお、政府筋によりますと、2016年までに中国から海外へ留学した者の数は458万人に達しており、そのうち322万人が帰国しています。これは、80%の中国人留学生が中国に戻って就職していることを意味します。(Yan、謙)
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