第31回成都国際桃の花祭りを訪れた国内外の観光客

　成都市龍泉驛区では、野山の至る所で桃が開花し、春の訪れを告げています。第31回成都国際桃の花祭りが10日、龍泉驛区の蔚然花海景勝地で開幕しました。

　この「桃の花祭り」は桃の花の文化という観光ブランドや、地域の観光経済を創出することを目的とするもので、今年は桃花故里、洛帯古鎮、龍泉湖、蔚然花海、好穠人有機農園、国際標榜学院といった各景勝地を会場にして行われています。会期中には、詩歌大会や音楽イベントのほか、桃の花の文化を読み解き、これまでの桃の花祭りの歴史を振り返る催しなどが行われます。

　桃の花祭りは1987年に始まったもので、今年で31回目となりました。毎年咲く花は変わりませんが、見る人には変化があります。この31年間、桃の花が龍泉驛の発展を実現させ、住民たちは「桃の花」経済がもたらした幸せを享受することができました。

咲き誇っている桃の花が国内外観光客の到来を歓迎

咲き誇っている桃の花が国内外観光客の到来を歓迎

　今年の桃の花祭りの開幕式で、成都市龍泉驛区の責任者は、「かつての東山宿場町は自動車製造の都になり、龍泉驛は桃の花のようにますます盛んに発展してきた。過去を振り返れば、人物や出来事など、年輪に刻まれたように忘れられない年月がある」と述べています。

今年の桃の花祭りでは、統計データ、「100年写真」、全国の詩人が詠んだ詩歌などを通して、記憶の中の桃の花祭りと龍泉驛を再現し、人気ドラマ「三生三世十里桃花」にあやかって、龍泉驛の物語を振り返ります。（殷、謙）