李克強首相は5日、全人代開幕式で政府活動報告を行い、「今年は、中国共産党第19回全国代表大会の開催を控えており、中国共産党と国家事業の発展において重要な意義をもつ一年となる」と強調しました。
李首相はその報告で「政府活動をより良い形で進めるには、習近平同志を核心とする党中央委員会の指導の下、中国の特色ある社会主義の偉大な旗幟を高く掲げ、中国共産党第18回全国代表大会と第18期中央委員会第3回、第4回、第5回、第6回全体会議の精神を徹底し、鄧小平理論、『三つの代表』重要思想、科学的発展観を指針とし、習近平総書記の一連の重要談話の精神と国政運営の新理念・新思想・新戦略を根底から貫徹して行かなければならない。
『五位一体(経済建設・政治建設・文化建設・社会建設・生態文明建設)』の全体配置の統合的推進と『四つの全面(小康社会の全面的完成、改革の全面的深化、全面的な法に基づく国家統治、党内統治の全面的厳格化)』の戦略配置の協調的推進をはからなければならない。
『安定を保ちつつ前進する』という政府活動全体の基調を堅持し、新たな発展理念をゆるぎなく確立しつつ貫徹・実践し、経済発展の新常態(ニューノーマル)に適応していくとともに、新常態を把握、リードし、発展の質と効率の向上を旨とすることを堅持しなければならない。
マクロ政策による経済の安定化、産業政策による的確な方向付け、ミクロ政策による市場の活性化、改革政策による改革の徹底、社会政策による国民生活の最低ラインの保障という政策理念を堅持していかなければならない。
サプライサイド構造改革の推進を主軸とし、総需要を適度に拡大し、市場期待のリードを強化し、イノベーションによる発展促進を深化させ、安定成長・改革促進・構造調整・民生改善・リスク防止に向けた各方面の活動に全面的に取り組み、安定した健全な経済発展と社会の調和と安定を維持し、優れた成績を以て中国共産党第19回全国代表大会の盛大な開催を迎えようではないか」と呼びかけました。(ミン・イヒョウ む)
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