第12期全国人民代表大会第5回会議（全人代）が5日午前、北京にある人民大会堂で開幕しました。習近平国家主席をはじめとする中国共産党や国の指導者らが出席しています。

　開幕式で、李克強首相は政府活動報告を行い、過去1年間の政府活動を総括したうえで、2017年の施政方針について詳細な説明を行いました。世界で2番目に大きな経済主体として、中国はいかにして引き続き世界経済の新しいエンジンという役割を担うのか、また、重要かつ複雑な時期に入った全面的な改革の深化をいかにして新たな突破口に導くのか、中国の施政者として、医療や住居、環境保護など国民が強く関心を寄せる課題にどう答えていくのかなどについて、政府はこの年度施政ロードマップの公表を通じて、それらの問題に回答を示すことになります。

　会期中、3000人近くの全国人民代表たちは自らの職責を尽くし、政府活動報告の審議を行い、会議閉幕時には表決を行います。（藍、む）