全国政治協商会議（全政協）の兪正声議長は3日、全国政治協商会議第12期第5回会議の開幕式で2016年の活動報告を行った際、国民の生活改善と社会建設の面における全政協の取り組みを紹介しました。

　これまでの一年、全政協の主な取り組みとして、医療衛生体制改革の推進への助言と協力、平等な教育と教育品質の向上に着眼して、バランスのとれた義務教育の発展や特殊教育、「留守児童」（親が出稼ぎなどで、農村部に残された子供）の教育問題、科学知識の普及などについて踏み込んで協議したことが挙げられます。また、大学生の起業や退役軍人の就職と起業などの就職問題をめぐる提案、法整備や社会管理の問題に焦点を当て、慈善法や郵便速達条例の制定、麻薬取締りの社会化、農民工（出稼ぎ労働者）の市民権獲得などについての調査研究、討議の参加、労働法の実施や大気汚染の抑制、青海湖の水質保護、食品安全監督管理システムの整備に関する民主監督、教師の慰問や科学技術、文化、保健、スポーツなど現場組織の仕事状況の調査があります。さらに市民からの投書や陳情に対応し、その訴えを反映することなどが含まれています。（ZHL、星）