外務省の耿爽報道官は1日、北京での定例記者会見で、「韓国が中国の求めるところを直視し、国民の声に耳を傾け、THAADの配備計画を停止するよう望んでいる」と述べました。

　ここ数ヶ月の間、Youkuなどが国内の動画サイトで韓国ドラマの放送を停止したほか、一部のテレビ局も韓国芸能人の出演要請を中止するようになっているとする報道に関し、「これは、中国政府が韓国に対して報復措置をとり始めたと受け取って良いのか」との記者の質問に対し、耿報道官は、「米韓のTHAADミサイルシステム配備に反対する中国の立場は明確で、一貫したものであり、意志はゆるぎないものだ。なんども言っているように、中国は韓国との交流協力に対しては、積極的かつ開放的なスタンスをとっている。しかし、これは、相応の民意の基盤と適切な世論の後ろ盾が必要だ。韓国側には、中国との関係発展で得てきた成果を大切に考え、両国関係や双方の経済貿易協力、人材と文化の交流などにさらに深刻な影響をもたらすことを避けてもらえるよう希望している」と答えました。（玉華、む）