李克強首相は23日午後、北京にある人民大会堂で中国を公式訪問中のイタリアのマッタレッラ大統領と会談しました。

　席上、李首相は「イタリアはヨーロッパにおいて中国の重要な協力パートナーであり、両国の友好の歴史は長いものだ。中国はイタリアと互いに発展戦略を連携させ、中長期の協力発展計画を立てて、互いの貿易や投資が持続的かつ均衡的に成長していくことを促進する。そして、イノベーションに関する政策の交流や産業界・教育機関・研究機関を複合した産学研協同体制分野における協力を強化して、サードパーティ市場の協力を切り開き、留学生と研修生の交流規模を拡大していきたい」としたうえで、「欧州連合（EU）が『中国の世界貿易機関（WTO）加盟に関する議定書』を全面的かつ徹底的に履行するためにも、イタリアが積極的に役割を果たし、中欧関係の健全で安定した発展を促がしていくことを希望する」と述べました。

　これに対して、マッタレッラ大統領は「イタリアは、中国とハイレベル往来を強化し、経済協力に関する新しい行動計画を立て、両国間の関係と協力が、両国国交樹立50周年の節目となる2020年に新しい段階に達することを推し進めていきたい」と述べました。（藍、星）