news
|
欧州議会は15日、欧州連合(EU)とカナダが調印した自由貿易協定(FTA)である「包括的経済・貿易協定(CETA)」を賛成多数で承認しました。
欧州議会は当日、賛成408票、反対254票、棄権33票でこの協定を承認、協定は今年4月に暫定発効することとなります。
欧州議会は公告の中で、「この協定はEUがG7メンバー国と調印した初のFTAであり、EUにとって大きな意義がある」としています。
協定全体の発効後には、EUとカナダの大部分の貨物とサービス貿易の関税が撤廃され、サービスと投資分野の市場参入規制も緩和されることになります。
EUの統計によりますと、カナダはEUの貿易パートナーとして12位を占めるとともに、投資国としては4位を占める存在であり、一方のカナダにとっても、EUは貿易パートナーとして2位に位置づけられる存在で、2015年には、EUのカナダからの輸入額は283億ユーロ、カナダへの輸出額は352億ユーロに上っています。また、今回の協定が全面発効することにより、双方の貿易額は20%拡大すると見られています。(ZHL、む)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |